実施報告

2023.12.28
アートラボぎふ

パフォーミングアートとしてのMANZAI 実施報告

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 漫才、そのルーツは平安時代にはじまり、今も全国各地に伝わる「萬歳」という伝統芸能。そんな舞台芸術、パフォーミングアートである漫才を通し、自己を表現する方法や日常に活かせるコミュニケーション方法を学ぶ学ぶプログラムを開催しました。


【開催概要】 

◆日時  令和5年9月30日(土) 10:00~14:30

◆会場  柳ケ瀬グラッスル35(岐阜市徹明通2-18)

◆講師  アンダーポイント(吉本興業所属芸人) 吉富Aボタン(放送作家) 中山 真希(吉本興業所属芸人)

◆参加者数  12名


◆内容  まず、講師である中山さんが場の雰囲気を和らげることも含め、漫才でいう「ピン芸」を披露し、その後アンダーポイントさんが漫才を演じました。お二方の演技を事例としながら、吉富Aボタンさんが、漫才は伝統芸能であること、平安時代を起源とする「萬歳」が起源であることや「ボケ」と「ツッコミ」は「才蔵」と「太夫」が始まりであることなど、現在の漫才と比較しながら説明しました。説明後、参加者はその場でコンビを結成、コンビ名・役割分担を決め、漫才のネタを作成しました。なお、午後からは会場の1階Gテラスで作成したネタを披露し、吉富Aボタンさんが審査委員長となり最優秀コンビが表彰されることが発表され、どよめきが起こっていました。

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 漫才のネタ作りに際しては、講師の方が、参加者がその場で組んだ各々のコンビの雰囲気や状況をみながら、適宜その場で指導し、参加者も講師の指導の下、ネタ完成を目指し取り組みました。

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 午後からの発表を前に、参加者のみでネタを披露し、講師からは「もっと大きな声で、叫ぶくらいの感じでもよい」「マイクの高さを意識し、立ち位置にも注意するとよい」など、ネタの内容や身体表現との絡みも含めた指導がされ、参加者は時間いっぱい更なる工夫を凝らしネタ作りを行いました。

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 午後からは、一般の方も含めたGテラスで作ったネタを披露しました。まだ、残暑が残る中、参加者は午前の講師の指導を生かし、立ち位置、身体表現、顔の表情、発声などに十分注意しながら演じました。参加者の発表の後、講師(アンダーポイント)の漫才が演じられ、講義開始前とは全く異なると言ってよいほどの発声と身体全体を使った表現、ボケとツッコミの間などを間近に見ることができました。その後、吉富Aボタンさんより参加者全員が最優秀者として表彰がありました。

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◆参加者からの声 「緊張したけど楽しかった。」「最高でした。ありがとうございました。」「皆で一丸となってできたと思います。勉強になりました。」など現役の芸人の方から直接指導を受ける貴重な体験プログラムとなりました。

 

 

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