実施報告

2020.12.10
アートラボぎふ

展覧会の作品を作ろう!洋画実技講座 実施報告

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展覧会を意識した作品制作を行う洋画実技講座(2回シリーズ)を開催しました!


【開催概要】

◆日時  【第1回目】令和2年 9月20日(日) 13:30~16:30

     【第2回目】令和2年11月29日(日) 13:30~16:30

◆会場  とうしん学びの丘“エール”(多治見市)

◆講師  奥村晃史氏(洋画家)

◆参加者数  9名


◆内容  絵を描くことにとどまらず展覧会を開催して見せることを目的として作品を制作する洋画実技講座を開催しました。講師は洋画家の奥村晃史先生。奥村先生は主に動物をモチーフにした作品を制作されており、2回シリーズの今回の講座では犬と猫をモデルに作品を制作します。

【第1回目】

まず、最初は講義。今回の講座は単に作品制作にとどまらず、制作した作品を画廊に展示して販売まで行おうというもの。絵と画家と展覧会の関係、美術館と画廊の違い、絵を売ることとは、画材について、絵の題材について、動物についてをテーマに1時間ほど講義がありました。絵を見せることで刺激を受け更に絵が大きく変化することもあり、絵を販売する体験を通じて今後に生かすものを見つけてほしいと講座の狙いを説明。

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その後、モデルの犬、ゴールデン・レトリーバーのナンジュ君(6歳、オス)が登場。皆さん、近くに寄って毛並みの細かな生え具合や表情を観察したりして真剣にスケッチしていました。講師からは、目の描き方や毛並みがリアルに見て取れるような外郭の描き方などを丁寧にアドバイスしてもらいました。

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また、講師は参加者が持参した過去作品を一人ひとり見て回りアドバイスを加えるとともに、実際に絵の具を混ぜて色の出し方や色の重ね方なども指導いただきました。

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今回使用するキャンバスはSSM(正方形)とF3(長方形)のやや小ぶりなもの。販売するという点で売りやすいサイズを講師が選択。参加者の皆さんは真剣なあまりスケッチに時間がかかり、彩色までは進まずデッサン描きで終わりました。あとは各自持ち帰って、次回開催日の11月29日(日)までに仕上げて持参してもらうこととなりました。

【第2回目】

第2回目もまず講義から始まりました。参加者が制作した作品の展覧会を開催することが目的の一つであることから、画廊での展覧会の仕組み、実際に展覧会を開催するにあたっての集客の重要性、絵画の金額が決まる仕組みなどについてお話があり、「絵を見せると、時には思わぬ批評を受けることもあるでしょうが、大きな喜びを得ることもあります。絵の世界と同時に展覧会の世界も広げていってください」とエールが送られました。

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その後、モデルの猫チャーミー(10歳、メス)が登場。あまりの可愛さに、皆さん近くに寄って写真撮影し、毛並みや目の輝きなど見逃さないよう真剣にスケッチしていました。

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また、前回描き上げた犬の絵を講師に見てもらい、「もう少し色を入れた方がいい」「もっと濃い色を入れた方がいい」などのアドバイスをいただいていました。

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展覧会は2月に岐阜市内の画廊で開催予定。参加者9人と講師の合わせて10人の展覧会ということで、「十人十色」ならぬ「十猫十犬(じゅうにゃんといぬ)展」として開催します。

◆参加者の声  「美術専攻ではないし、基礎知識が無くても参加できて嬉しい。本物を見ながら描く経験ができてよかった」「どこが良いか悪いかアドバイスを具体的に教えてくださった」「展示販売という未知の世界をのぞけるのがすごい」と、講師の講義と丁寧な実技指導により、満足度の高い講座となりました。

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