実施報告

2020.09.11
アートラボぎふ

豊かな技法で広がる表現! ゲンダイ日本画講座-ステキな色彩とカタチ! 実施報告

画像1

鮮やかな色彩によるフォルムを背景に日本画画材を使用して、素敵な現代絵画を制作する日本画実技講座を開催しました!


【開催概要】

◆日時  令和2年8月23日(土) 10:00~17:00

◆会場  岐阜市文化センター(岐阜市)

◆講師  長谷川 喜久氏(日本画家、名古屋芸術大学教授)

     林 真氏、福本 百恵氏、帆刈 晴日氏、山守 良佳氏

◆参加者数  20名


◆内容  長谷川喜久先生による毎年大好評の日本画実技講座を開催しました。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、広い会場でソーシャルディスタンスィングを確保し、先生はマウスシールドを着用してのワークショップとなりました。

IMG_0605.jpg  IMG_0608(トリミング).jpg

まず初めに、5色のアクリルカラーインクを使って、F4号サイズの白麻紙パネル全面に好きな色を好きなように塗ります。色の組み合わせを楽しんでいただくことから始まりました。各自思い思いのカラフルな模様を描き、その上から、次に塗る絵の具が定着しやすくなるよう黒の粒々の岩絵具を薄く全面に塗ります。この模様が後に“ステキな色彩とカタチ”となって現れてきます。

IMG_0610(トリミング).jpg  _1380378.JPG  

その後、講師が用意した植物、山の風景、龍などが描かれた型紙の中から好きな物を選んで、先程描いた模様の上にカーボン紙を敷いて転写します。次に、転写された図柄を残して外側部分を白のアクリル絵の具で塗りつぶします。すると、色鮮やかな植物、山の風景、龍などが浮かび上がってきます。

最後に、講師が用意した鳥、金魚、蟹、花などが描かれた型紙の中から好きな物を選んで、好きな位置にカーボン紙を敷いて転写します。中には、鯉が描きたくてスマホでダウンロードした鯉の写真を見ながら描く人もありました。長谷川先生や講師の先生方が手本として一部を描き、それを見ながら技法をまねて描くことで、とても素晴らしい絵が出来上がりました。参加者の中には洋画を描いていて初めて日本画にチャレンジする方もあり、日本画の技法に感嘆しきりでした。

仕上げに、消しゴムで作られたイニシャルの落款を押して各自作品を完成させました。

IMG_0630.jpg  IMG_0645.jpg

IMG_0656.jpg  IMG_0662(トリミング).jpg   

制作した作品は、9月12日(土)から11月8日(日)まで、岐阜駅前の岐阜シティ・タワー43の4階にある「ぎふチャンアートギャラリー」に展示してグループ展「アートラボぎふ ワークショップ日本画展」を開催します。

IMG_0758.jpg  IMG_0760.jpg

IMG_0754.jpg  IMG_0756.jpg

◆参加者の声  「とても勉強になりました。とても楽しくて仕方なかった」「初心者でも取り組みやすく講師の先生方がとても丁寧に指導をしてくださいました」「新しく日本画の画法を学びました」と、講師陣の手厚く丁寧な指導により、初心者から経験者まで作品を作り上げる喜びを感じられる時間となりました。

ページトップへ