墨と岩絵具を用いて、家に飾りたくなるような作品を描く日本画実技講座を開催しました!
【開催概要】
◆日時 令和1年9月14日(土) 10:00~17:00
◆会場 長良川国際会議場 (岐阜市)
◆講師 長谷川 喜久氏(日本画家、名古屋芸術大学教授、日展会員、日春展会員)
林真、福本百恵、帆刈晴日、山守良佳
◆参加者数 17名
◆内容 紙の真ん中や端に墨で1筆2筆入れて、モチーフを岩絵具で描いて作品を制作しました。
まず初めに、墨の入れ方について講師のお手本が披露されました。墨がはねた跡を作ったり、乾く前に墨を足して面白いにじみを作り表情を出したり、筆で墨を飛ばしたり、短い線をいくつか重ねたりといろいろな方法を教えてもらいました。
その後、参加者は墨の入れ方に慣れるため、いろいろな筆を使って、紙に墨で線を入れる練習しました。気に入った線が描けたら、実際に制作するパネルに墨で線を入れました。最初の一筆で作品の印象が決まるため、みなさん真剣です。
墨で線を入れた後は、花・鳥・人物などのモチーフを組み合わせて、岩絵具で描いていきました。墨の線の間にどのようにモチーフを配置するかや筆の持ち方、にじみの出し方、岩絵具の色の重ね方などを講師から随時教えてもらいながら、最後に名前のイニシャル入り落款を押して各自作品を完成させました。
制作した作品は、10月5日(土)から11月24日(日)まで、岐阜駅前の岐阜シティ・タワー43の4階にある「ぎふチャンアートギャラリー」に展示して多くの方に見ていただいています。
◆参加者の声 「現代風な作品もまた視点が広がり面白かった」「実際に筆をとり要所を指導いただけたのでよかった」「形に残る作品の完成まで体験できた」と、講師の手厚く丁寧な指導により、作品を作り上げる喜びを感じられる時間となりました。