ボウルに土を押しつけ成形し、木片等で模様を付けた自分だけの器をつくる作陶実技体験講座を開催しました!
【開催概要】
◆日時 平成31年2月16日(土) 13:30~15:00
◆会場 セラミックパークMINO 作陶館 (多治見市)
◆講師 鈴木 徹氏(陶芸作家)
◆参加者数 17名
◆内容 最初に、講師による作品の制作実演がありました。土は主に五斗蒔(土岐市)近辺で採取されたものに、さらに2種類の土を混ぜたものを使用されているとのことでした。可塑性に富んでいて成形しやすいとのことです。成形した土に、板を割ったものを利用して櫛目を入れていきました。
次に、参加者が体験する器の作り方の説明がありました。ボウルに土を押しつけて、まず最初に器の外側の模様を付けていきます。自分のものと分かるように、底面にサインを入れて、側面には櫛目や印花で模様を付け、そこにボウルをかぶせてひっくり返してから内側の模様を付けます。
途中、「どんな気持ちで制作すれば良いか」という質問には、「自分の思いを素直に力強く土に込めるように。ただし、土が切れない程度に(笑)・・」というアドバイスがありました。また講師からは素材(土・釉薬)といかに対話するか、その時々の思いは大切にしながら接し方を変えているというお話がありました。
みなさん実際にやってみると手早く模様を付けることが出来ました。今回の講座では成形までを行い、その後の工程は講師が行い仕上げていただきます。
およそ2か月後の4月、素敵な作品になりました。
◆参加者の声 「一流の先生が真剣にレッスンをしてくださり感動した」「講師の実技や考えが分かった」と、普段あまり接することのない作家を身近に感じていただき、「非日常の創作活動がとても楽しい」有意義な時間となりました。