マチエールのさまざまな技法を学んで体験し、小品を描く日本画実技講座を開催しました!
【開催概要】
◆日時 平成30年12月1日(土) 10:00~17:00
◆会場 岐阜市歴史博物館 (岐阜市)
◆講師 長谷川 喜久氏(日本画家、名古屋芸術大学教授、日展会員、日春展会員)
林真、福本百恵、帆刈晴日、島次逸郎、山守良佳
◆参加者数 21名
◆内容 講師と若手作家及び美術学生が用意した10数種類のマチエールの見本により、技法の説明を受けたあと、自分の体験したい技法を2つ選んでサンプルを作成しました。絵の具を塗った上にラップや、箔を使う技法や、筆で泡を作ったり、色を塗った後に紙ヤスリで表面をこする技法など、一見しただけでは分からない技法を体験しました。
その後、加藤栄三・東一記念美術館にて「黎明×瑲瑲」展を鑑賞し、様々な画風に触れました。作品の所々に、午前中に自分たちが体験制作したマチエールの技法が見られました。
そのうえで、小品制作にとりかかり、マチエール制作後、花や鳥などのモチーフを描きました。最後に名前のイニシャル入り落款を押して各自作品を完成させました。
制作した作品は、2019年1月に岐阜駅前の岐阜シティ・タワー43の4階にある「ぎふチャンアートギャラリー」に展示して多くの方に見ていただきました。
◆参加者の声 「いろいろな技法を教えていただけた」「プロの手さばきを目前で拝見することができた」「とても充実した時間だった」と、作家や美術学生が普段どのように描いているのか直接目で見て体験することができ、日本画を描く喜びを感じられる時間となりました。