現代アートに至るまでの美術の歴史をたどり、様々な芸術家による思索や挑戦を学ぶ3回シリーズの講座の第2回目を開催しました。ポスト印象派として独自の絵画様式を探求したセザンヌと、ピカソら若き芸術家がパリを目指した「エコール・ド・パリ」の群像を講師によるレクチャーと画像資料でたどりました!
【開催概要】
◆日時 平成30年11月4日(日) 13:30~15:00
◆会場 ソフトピアジャパン センタービル10階 (大垣市)
◆講師 桑原 鑛司氏(Art Award IN THE CUBE企画委員会委員長)
◆参加者数 27名
◆内容 前回第1回の復習として、印象派とその後に続くゴッホの絵画の特徴などの説明のあと、セザンヌら画家たちがパリを目指した様子を解説されました。特に近代絵画を語る上で重要なセザンヌについてじっくり取り上げられました。特徴的な作品数点を例に、じっくり見ると手に持ったパレットの向きが不自然な自画像や、画面の右半分と左半分で絵が繋がっていないことなど、現実ではありえない世界が意図的に描かれており、複数の視点から描いたものが組み合わされているとのお話がありました。
また、文学性を否定したこと、遠近法のルールを破って奥行きを否定したことなどがセザンヌの特徴であるというお話が聞けました。
◆参加者の声 「近代絵画の説明が良くわかった」「新しい発見がたくさんあった」「とても分かりやすい」など、みなさんの美術史に対する理解が深まったプログラムになりました。