連載4日目の応援メッセージは、洋画部門の審査員、美術批評家・多摩美術大学教授「椹木 野衣」(さわらぎ・のい)氏からいただいております。ぜひ、ご覧ください。
〇椹木 野衣氏〔美術批評家、多摩美術大学教授〕
絵画は、その人のありのままをうつしだします。その人のなかにないものは描けません。けれども、その人のなかにしかないものしか、ほかの人の心を動かすことはできません。技法や様式だけに頼らない、そういう表現を、私は見てみたいと思っています。ぎふ美術展にはそうした、真の意味での自由と意力にもとづく小さな冒険を受け入れる器があります。