「ぎふ美術展」の個性の一つが、この「自由表現」部門。これまでの枠組みに嵌まらない作品を高い域に昇華させたい、との想いで第1回から創設しました。4つの部門がひしめく展示室4の入口で先ずびっくりさせられる作品の数々。「これは何を意味しているんだろう?」「どんな素材を使ったのだろう?」「作者の意図は??」とのっけからわからないものだらけ、という声も聞こえて来そうですが、そこが狙い。審査員の小山富美夫先生、ひびのこづえ先生も驚き、考え、楽しみながら作品の合い間合い間を回っておられました。作品講評会でも、制作者を前にして、包み隠さず感想を述べられ、時に辛辣かも、とまで攻める姿勢で発したご発言もあって、制作者をはじめ講評会参加者も共に笑い、楽しんだ和やかなひとときでした。
何も論評が要らない、迷宮の入口のような作品群をどうぞお楽しみください。