岐阜県図書館1階入口付近にて、「第5回ぎふ美術展」の紹介コーナーが設置されました。審査員の著書や図録などを紹介しています。過去の「ぎふ美術展」の審査員講評や受賞作品が掲載されている図録もご覧いただけます。ぜひお立ち寄りください!
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第5回ぎふ美術展から、応募要項の「応募条件・留意事項」の欄に次の内容を追加しています。ぎふ美術展のような公募展では、私的利用の範囲を超え作品がたくさんの人の目に触れるため、当該作品が第三者の権利を侵害していないか注意が必要です。
絵画・彫刻などの美術作品、楽曲、歌詞、キャラクター、肖像写真、風景写真、建築作品など既存の“著作物”をご自身の作品に使用する場合にはそれらの権利を有する方に対し、使用の仕方について必ず確認することが必要です。
「応募時の自己チェックリスト」は、作品を制作する前の自己チェックに活用していただけます。なお、チェックリストは応募票受付時に事務局へ提出する必要はありません。ご自身で確認ができたら、応募票Aのチェック欄にチェックをしてください。
応募票Aの各記載内容は、作品の搬入時に確認をさせていただきます。
【参考】著作権テキスト:文化庁ホームページ(外部リンク)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/index.html
【追加内容①】
・応募は、著作権や肖像権、商標権など、第三者の権利を侵害しないことが確認できている作品に限ります。要項に違反する作品であることが明らかになった場合、入賞・入選を取り消す場合があります。また、第三者からの異議申し立て等があった場合、費用負担などを含め、応募者が対処するものとします。
【追加内容②】
応募票Aに以下のチェック欄を追加しました。
□第三者の権利(著作権等)を侵害しないことが確認できている作品であること、搬出期限を厳守すること等、応募要項の内容を確認し、了承のうえ応募してください。
※応募要項に記載する応募条件を確認のうえチェックをつけてください。
ぎふ美術展応募チェックリスト(リンク設定)
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野村 佐紀子 氏(写真家)
迷いながら、悩みながら、見える事や、見えない事、聞こえる事、感じる事、冒険、情熱、歓び、幸福、あなたの自由表現を見せてください。私も自由とは表現とは何だろうと思っています。たくさん素晴らしい作品と出会えることを楽しみにしています。
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榎本 了壱 氏
(クリエイティブ・ディレクター、大正大学教授)
「自由表現」というのは、「部門」で括られる「枠」がないということ。部門を跨いだ「ミクストメディア」でもいいし、いずれの部門からも括られない「表現である」こと。既存の尺度では評価しにくい、「異種格闘技」のような表現領域である。こここそが「コンテンポラリー・アート」のフィールドということがいえるだろう。体験したことのないアートの登場を、楽しみに待っています。
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野口 里佳 氏
(写真家)
写真の役割が大きく変化している今、写真表現の可能性は広がり続けているように思います。今まで見たことのないような写真、思いもよらなかった写真、未来を感じさせられるような写真を見てみたいです。作ることと真剣に向き合い新しい扉をひらこうとしている、そんな人と出会えることを楽しみにしています。
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鳥原 学 氏
(写真評論家)
現在の写真はあまりに身近な表現メディアになり、また多様なカタチを持っています。私たちは写真をどのような場面でどう使い、何を大切にしているのでしょうか。この点を考えてみると、新しい創作のヒントが掴めるかもしれません。見えているものの向こう側にある、見えない何ごとかを自分のやり方で写真にしてみる。粗削りでかまいません、そんな挑戦をしているみなさんの作品を期待しています。
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土橋 靖子氏
(書家、日本書芸院理事長)
書は「練りこみ」と「純度の高さ」の両方が必要と考えています。「練りこみ」は古典古筆から技術や表現を学び、それを礎として、自分らしく作り込んでいくこと。「純度の高さ」は新鮮で生動感あふれる「気」の充実度。これらが共存してこそ良い作品となるでしょう。
日頃の成果あふれる素晴らしい作品に出合えることを楽しみにしています。
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島谷 弘幸 氏
(皇居三の丸尚蔵館館長)
日ごろの鍛錬の成果を、この展覧会で発表して下さい。書は急には上達しません。毎日、目で習い、手で習い、その結果として、自らの字が書けるようになります。とはいっても、展覧会に向けての集中は、大きな一歩となります。多様な表現の書が集まることを期待しています。
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森口 邦彦 氏 (染織家、重要無形文化財「友禅」保持者)
生活文化の豊かさの頂に工芸が有ると思いませんか。
今世界の方々で起っている悲劇に無力感に苛まれても、工芸美を求める心こそ平和の基であることを、文化を育んできた地域の結びつきのなかで、みなさまと共感したいと思います。
※ご芳名の「邦」の正字は、左側の一番上の横棒が本来は「ノ」、縦の払いの頭初は「ノ」を突き抜けない形。ぎふ美術展公式HPをご参照ください。
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内田 篤呉 氏
(MOA美術館館長)
今、日本の工芸はヨーロッパから大きな注目を集めています。一昨年のヴェネチアで開催されたホモファーベル展では日本工芸に対するハイブランドのリスペクトは大きかった。それは1,300年間にわたる伝統と、素材と技術に対する日本のオリジナリティがあるからです。ポストモダンの終焉を迎えた現在、日本工芸が世界から注目されています。
さあ、「ぎふ美術展」の舞台から世界に飛び出そう。
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林 武史 氏
(彫刻家、東京藝術大学教授)
私たちは、幼少期より造形に慣れ親しんでいます。例えば、泥土の団子を夢中に作る時に手の中で、素材と身体との最初の出会いが生まれるように。その時の感覚が制作中に突然訪れ、蘇る瞬間はありませんか?作品を作り出すことは、難しいです。まずは私たちの身体の中にある記憶を呼び覚まし、彫刻の素材と向き合ってください。情感溢れる作品を期待しています。
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楠元 香代子 氏
(彫刻家、鹿児島市立美術館館長)
私が彫刻の世界に入るきっかけとなったのは、「奥行き」と「塊」への衝撃でした。
「そこに存在する確固たる形」への憧れ。時に逃げ出したくなるぐらい奥深い彫刻の世界。それでも作り続けてこられたのは、いつか「空間に凛と存在する形を作りたい」という思いがあったからです。
「存在感のある作品」に出会えることを楽しみにしています。
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馬越 陽子 氏
(洋画家、日本芸術院会員)
全ての制作の発端は自己の内部と外界の自然や人間との呼応で生まれるインスピレーションにある。その感動が制作のテーマとつながり制作の軸となる。最初の一筆から最後の一筆までゆらがない事が大切だと思う。途中で生じる偶然も、直感でテーマの中に必然としてすくい取り、作品の広がりと奥行きを生む新鮮な息吹とし、自由な心でインスピレーションに発する感動を観る者に伝えてほしい。
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